過労死防止学会

Japan Society for Karoshi Research

過労死防止学会「第11回大会」(2025年度)のご案内について

過労死防止学会「第11回大会」(2025年度)のご案内について

2025年4月25日
代表幹事 長井偉訓

会員の皆様には、日頃より学会の運営に多大なご協力をいただき、心より御礼申し上げます。
下記の通り、今年度(2025年度)の過労死防止学会「第11回大会」開催のご案内をさせて頂きます。

◇過労死防止学会 第11回大会 開催概要

・開催日:2025年 9月6日(土)・7日(日)
・大会会場 龍谷大学・大宮キャンパス
                          京都市下京区七条通大宮東入大工町125番地の1
・日 程:9月6日(土)午前:分科会 午後:特別企画 総会 懇親会
     9月7日(日)午前:分科会 午後:共通論題
※今大会では、特別企画・共通論題・総会のみ、オンライン配信いたします。
※なお、例年通り、分科会では広く会員の報告を募集します。
 分科会報告者募集は、別途お知らせします: https://www.jskr.net/3257/

◇特別企画:過労死等防止対策推進法の意義と限界
 −施行10年から見えてくる意義と限界、そして課題−

2014年、過労死等を防止することを目的に「過労死等防止対策推進法」(「過労死防止法」)が制定されて
約10年が経過しました。そこで、改めて”果たして過労死・過労自殺は減少したのだろうか”という大きな問を立て、この法律の意義と限界、そして課題について、議論します。

座長:黒田兼一(明治大学名誉教授)
討論者:石井まこと(大分大学経済学部教授) 緒方桂子(南山大学法学部教授)
序:“テーマ設定の趣旨と法制定後10年の実態報告” 黒田兼一
第1報告:“法律制定運動から見えてくる意義と限界” 岩城穣(弁護士)
第2報告:“過労死防止対策の運用上の問題点と課題” 寺西笑子(家族の会)
第3報告:“過労による労災認定基準のあり方の問題点と課題” 玉木一成(弁護士)
第4報告:“過労死防止に対する労働組合の取り組みの現状と課題” 冨高裕子(連合:総合政策推進局長)

◇共通論題:教員の働き方改革の現状と課題 −過労死等防止の視点から−

我が国の公教育にとって大きな社会問題となっている学校教員の過労死等の問題を取り上げ、その実態と背景・要因、それに対して労働組合はどのように対応してきているのか、政府の「働き方改革」を批判的に検討しつつ、真の働き方改革について深く考えていきます。

座長(総合司会):工藤祥子(神奈川県過労死等を考える家族の会代表)
討論者:池谷美衣子(東海大学総合教育センター准教授) 櫻井善行(定時制高校非常勤講師)
序:“テーマ設定の趣旨と進め方について” 工藤祥子
第1報告:“教員の長時間・過重労働と生活の実態” 西本武史(大阪府立高校教諭)
第2報告:“長時間・過重業務問題に対する損害賠償請求裁判の争点” 松丸正(弁護士)
第3報告:“学校教員の過労死等の背景・要因について” 妹尾昌俊(一般社団法人ライフ&ワーク代表理事、OCC教育テック大学院大学教授)
第4報告:“過労死問題に対する労働組合の対応と課題” 能澤英樹(富山県教職員組合執行委員長)

その他、「テーマ別分科会」並びに「自由論題」などの分科会も開催予定です。
第11回大会「分科会報告者募集」の文書も同封しておりますので、奮ってご応募の程、宜しくお願いします。
昨年の第10回大会は台風10号の影響により、やむなくオンライン開催を余儀なくされましたが、今年は対面開催ができることを願っています。今回の大会も大変魅力的なテーマが満載となっておりますので、多くの会員の皆様方のご参加を期待しております。

以上、お知らせします、過労死防止学会・事務局