過労死防止学会

Japan Society for Karoshi Research

過労死防止学会第8回大会が開催されました

過労死防止学会第8回大会 開催  

過労死防止学会第8回大会が、京都・龍谷大学響都ホールを会場に、昨年度と同様にオンライン併用によるハイブリッド方式で、2022年9月10日・11日の2日間開催されました。
統一テーマ「新型コロナ禍の長時間労働と過労死問題」のもと、今回初めて関連学会からの報告者を迎えての「共同シンポジウム」、そして「共通論題」、6つの「分科会」において報告・討論が行われました。
大会の「共同シンポジウム」と「共通論題」報告を特集として、『過労死防止学会誌』第3号に報告者による論文を掲載する予定です。

過労死防止学会 第8回大会 プログラム  

日程:2022年9月10日(土)、11日(日)  会場:龍谷大学 響都ホール
大会テーマ 新型コロナ禍の長時間労働と過労死問題 

■会場: 龍谷大学 響都ホール 京都アバンティ 9階 JR京都駅・八条東口近く

■ 9月10日(土) 
◇10:00~12:00 分科会
第1分科会 過労死防止からみた労働行政の問題点 司会:松浦章 会議室会場 
「(仮説と検証)三六協定制は米国公正労働基準法に由来するか?」
 寺内宏伸 労働法論文翻訳者、元労働基準監督官〈会場報告〉
「第三者からの「労働基準監督署による労災不支給処分取消しに係る文書」の情報開示請求」
 三隅達也 宇部フロンティア大学看護学部助教〈オンライン報告〉

第2分科会 過労死問題の実態と取り組み 司会:渡辺しのぶ ロビー会場 
「過労死家族と過労死被害」
 中嶌清美 京都労災被災者家族の会、立命館大学大学院研究生〈会場報告〉
「過労死ゼロ社会の構築に向けた過労死等防止対策ホームページの統一的基準の提案」
 本多雄二 過労死ゼロ代表〈会場報告〉

第3分科会 航空労働者の過労死予防とCA職のメンタルストレスの研究について 司会:松浦洋一郎 ホール会場 
「『コロナ禍』における航空労働者の実態と課題―現場の急激なストレス増加についての調査と考察」
 奥平隆 NPO 法人「航空の安全・いのちと人権を守る会」理事〈会場報告〉
「国内航空会社勤務の客室乗務員のストレスとその対処」
 大塚泰正 筑波大学准教授〈オンライン報告〉
「ANA客室乗務員 Tさんの労災申請とその後」
 宗光美千代 NPO 法人「航空の安全・いのちと人権を守る会」理事長〈オンライン報告〉

◇13:30~16:30  共同シンポジウム 座長:古川 拓、天笠 崇 ホール会場 
 共同シンポテーマ:過労死・過労自殺の現状と課題  
「過労死、過労自殺対策における産業保健活動の今日的課題」
 江口 尚 産業医科大学産業生態科学研究所産業精神保健学研究室・教授〈会場報告〉
「過労死・過労自殺と関連する個人や社会の要因」 
 井上幸紀 大阪公立大学大学院医学研究科神経精神医学教授〈会場報告〉
「過労死・過労自殺の現状といま求められる働き方改革~学校職場から考える」
 清山 玲 茨城大学人文社会科学部教授〈会場報告〉
・予定討論者
 土谷良樹 東葛病院研修委員長、総合内科専門医、日本医師会認定産業医〈会場報告〉
 天笠 崇 静岡社会健康医学大学院大学/代々木病院精神科〈会場報告〉
 色部 祐 働くもののいのちと健康を守る東京センター副理事長、社会保険労務士〈会場報告〉

◇16:40~17:10 会員総会

■ 9月11日(日) 
◇10:00~12:00 分科会(テーマ別)
第4分科会 ハラスメントと過労死問題 司会:井上千一 会議室会場 
「ハラスメントを構造から理解する ~パワーハラスメント、いじめ、DV~」
 岡村晴美 弁護士〈会場報告〉
「教育現場「労働災害の患者職員に対する厳格な復職補助規格の必要性の模索」」
 尾崎正典 静岡家族の会〈オンライン報告〉

第5分科会 海外勤務者と過労死問題 司会:長井偉訓 ロビー会場 
「川崎重工株式会社中国出向エンジニア過労死事件提訴の報告」
 西垣迪世 過労死等防止対策推進兵庫センター共同代表幹事・兵庫過労死を考える家族の会〈会場報告〉
 玉木芳法 弁護士、過労死等防止対策推進兵庫センター幹事〈オンライン報告〉
 遺族   兵庫過労死を考える家族の会〈オンライン報告〉
「海外赴任者の過労死」
 尾林芳匡  弁護士〈会場報告〉
 白神優理子 弁護士〈会場報告〉
 N.N   家族〈会場報告〉

第6分科会 文化芸術・芸能分野のハラスメントの実態と課題 司会:森崎めぐみ ホール会場
「美術家のハラスメント」
 キュンチョメ キュンチョメ表現の調査団[フィリピンから]〈オンライン報告〉
「出版フリーランスへの経済的ハラスメントについて」
 杉村和美 ユニオン出版ネッツ副委員長〈会場報告〉
「映画製作現場でのハラスメントなど適正化の取り組み」
 深田晃司 映画監督、日本芸能従事者協会〈オンライン報告〉
「映画『ある職場』から見えてきたハラスメント[付:映画予告編上映]」
 舩橋淳 映画監督、action4cinema副代表〈オンライン報告〉
「映画業界の過重労働について」
 西川美和 映画監督、action4cinema副代表〈※当日代読〉
「芸能従事者の誹謗中傷・ハラスメントによる精神的ストレスについて」
 佐藤大和 レイ法律事務所代表弁護士、芸能法務研究者〈会場報告〉
「民放テレビ・ラジオ局の意思決定者の男女比率調査結果」
 岸田花子 テレビ局員、日本民間放送労働組合連合会委員長〈オンライン報告〉
「芸能人のセカンドキャリアの発想」
 松永博史 元俳優、芸能人のセカンドキャリアを支援する会責任者〈オンライン報告〉
「コロナ禍の芸能従事者のハラスメント状況」
 森崎めぐみ 俳優、日本芸能従事者協会代表理事、全国芸能従事者労災保険センター理事長〈会場報告〉

◇13:00~16:30  共通論題 座長:田中明彦 ホール会場 
 共通論題テーマ:COVID19災禍と長時間労働 
「コロナ禍と女性労働~問われる「見えない過労」対策」
 竹信三恵子 ジャーナリスト、和光大学名誉教授〈会場報告〉
「新型コロナ渦での自治体職員の労働実態と課題」
 山本民子 江東区職員労働組合執行委員長・保健師〈会場報告〉
「コロナ禍でのメディア関連フリーランスの実態」
 杉村和美 ユニオン出版ネッツ副委員長〈会場報告〉
「コロナ禍での医師労働の諸相とはたらき方改革」
 吉中丈志 公益社団法人京都保健会理事長、京都大学医学部臨床教授〈会場報告〉
・予定討論者
 石井まこと 大分大学経済学部教授 〈会場報告〉
 早川佐知子 明治大学准教授 〈会場報告〉
                   [※敬称略]


◇会場
 

共同シンポジウム





◇共通論題





◇第1分科会

◇第2分科会

◇第3分科会

◇第4分科会

◇第5分科会

◇第6分科会