過労死防止学会

Japan Society for Karoshi Research

過労死防止学会第7回大会 開催のお知らせ

過労死防止学会第7回大会 開催のお知らせ

過労死防止学会会員の皆様へ

学会設立(2015年5月、於:明治大学)以来、毎年大学のキャンパスを会場にして全国大会を開催してきました。しかし、新型コロナ感染の影響で、9月に延期した昨年の大会は、予定していた中京大学が使用困難となったため、急遽、名古屋駅前の民間の会議室(安保ホール)でプログラムを短縮して開催しました。そのため、分科会のすべてを中止せざるを得ませんでした。会員の皆さまにはたいへんご迷惑をかけてしまったことをお詫びします。
あれから1年経ちましたが、残念なことに新型コロナ感染症の見通しは明るくありません。むしろさらなる拡大の様相を呈しております。
今年度の大会は、当初、明治大学を主会場にして開催の予定でしたが、感染拡大予防ということで外部の団体の利用が許可されませんでした。他の大学の可能性を探ってみましたが、どこも同じように困難な状況でした。やむなく他の施設を探しました。その結果、主に交通の便と費用の面から名古屋の労働会館を使用させていただくことになりました。
2年連続で名古屋での開催となりますが、下記のような形で第7回大会を開催します。

①場所:労働会館: http://www.roren.net/roudoukaikan/  
     名古屋市熱田区沢下町9-3 
     金山駅(JR、地下鉄、名鉄)下車徒歩10分程度
②日程:2021年9月11日(土)、12日(日)
③大会テーマ:過労死根絶に向けて、現状と課題
―― 「防止大綱」再改訂とハラスメント防止 ――

私たちの学会は「勤労者のいのちと健康」を重視する学会です。このコロナ禍で働き過ぎが蔓延している状況もありますので、過労死防止に向けて新たな課題の解明に向けて、感染予防には十分留意し対策を講じながら、これまでの大会と同じように2日間の予定で開催します。
つきましては分科会(自由論題)での報告を希望の会員は、5月30日(日)までに、報告されるテーマと簡単な内容を添えて、学会事務局(info@jskr.net)に提出ください。

なお、このような状況ですので、オンライン参加も可能となるように準備をする予定です。多くの皆さまの参加を期待しております。

                2021年4月20日
                  過労死防止学会代表幹事 黒 田 兼 一


過労死防止学会第7回大会開催要項

過労死防止法が制定されて7年経ちます。同法第7条に基づいて策定される「過労死等の防止のための対策に関する大綱」は3年ごとに見直しをすることになっており、今年はそれに当たる年です。こうした事情を踏まえて、この7年間の過労死防止に向けた対応や活動を振り返り、新たな課題を考えることが求められています。
一方、昨(2020)年6月より「パワハラ防止法」が施行され、職場におけるパワハラ防止のために必要な措置を講じることが事業主に義務付けることなったわけですが、新聞報道にもみられますように、ハラスメントは減少傾向にはありません。上司からのハラスメントによって命を絶つという悲惨な事象が後を絶たない現実があります。昨年の大会に引き続きではありますが、ジェンダー平等への流れもみられるなか、ハラスメント禁止の国際的な動向を見据えながら、過労死防止という視点からハラスメント禁止(防止)の課題を考えます。
以上のような内容で、第7回大会を開催します。
①場所:労働会館(名古屋)
②日程:2021年9月11日(土)、12日(日)
③大会テーマ:過労死根絶に向けて、現状と課題 ―― 「防止大綱」再改訂とハラスメント防止 ――

現在まで予定されているプログラムは以下の通りです。

9月11日(土)
10:00~12:30 分科会(自由論題)
第1分科会(自由論題)2~3本
第2分科会(自由論題)2~3本
第3分科会(自由論題)2~3本
特別分科会:啓発授業の現状と課題

13:30~16:30 
特別シンポジウム    座長:粥川裕平、玉木一成
「過労死防止法制定7年、現状とこれからの課題」(仮)
①「過労死防止法制定7年、現状とこれからの課題」(仮題)
 高橋正也(労働安全衛生総合研究所 過労死等防止調査研究センター長)
②「過労死等防止大綱の再改訂をめぐって」(仮題)
 弁護士(岩城 穣)、家族(寺西笑子)、学会(黒田兼一)の報告

16:40~17:30 会員総会

9月12日(日)
9:30~12:00 分科会(テーマ別)
第4分科会:医療分野
第5分科会:教育分野
第6分科会:運輸・交通分野
第7分科会:新型コロナ禍での演劇・芸能界の働き方と補償問題

13:00~16:00
共通論題    座長:長井偉訓 脇田 滋
「職場のハラスメント防止法を巡る国際的動向と日本の課題」
➀「職場のハラスメント対策 EUの場合」(仮題)
 大和田敢太(滋賀大学名誉教授)
②「韓国におけるハラスメント防止(禁止)対策」(仮題)
 イム・サンヒョク(グリーン病院院長)
③「職場のハラスメント 日本の場合」(仮題)
 今野晴貴(POSSE代表)予定

会場案内

労働会館:http://www.roren.net/roudoukaikan/
     名古屋市熱田区沢下町9-3 
     金山駅(JR、地下鉄、名鉄)下車徒歩10分程度

 

*分科会の報告者募集については、「過労死防止学会第7回大会・分科会の報告者の募集について」をご覧ください:
https://www.jskr.net/1611/